【高校サッカー決勝】青森山田vs前橋育英。勝負を分けた決定的な違い2つ。
元Jリーガーのゴロウです。
予想外というか、予想通りというか青森山田が優勝しました。
5-0の大差になりましたが、
その差を感じた決定的な違い2つ。
|「自信」と「落着き」の差
プレミアリーグという高校最高峰のリーグで優勝をした青森山田高校と、
前橋育英は前半あれだけ攻め立ててチャンスを作りながら決めりれず、
しのぎ切った青森山田は少ないチャンスで2点を取りました。
あれだけのピンチに迎えながら青森山田の選手たちと、
攻め立てていながらたて続けてゴールを許してしまった前橋育英の選手たちには、
「自信」と「落ち着き」の差を大きく感じました。
1点取られた後のディフェンスが崩れてたて続けて取られてしまったところは、
未熟さを感じました。
1点取られても慌てずにもう一度何をするべきかを明確にできずに、
無理に点を取り急いだ結果の失点だったと思います。
無理せずに1失点で抑えて後半戦を迎えていればゲームはまだ分からなかったでしょう。
「落ちづいて」「自信をもって」ゲームをできず、
「試合は90分ある」こというとを忘れてしまっていたようです。
|サッカーというゲームの本質を突くということ
ポゼッション(ボールを支配した)では前橋育英が終始勝ち、
青森山田が負けた。
ゴールの数では青森山田が勝ち、
前橋育英が負けた。
サッカーの本質は、
「ゴール奪う」
つまり、シュートを決めるということ。
「ゴールを守る、ボールを奪う」
ゴールを決めさせない、ボールを取るということ。
どれだけボールを繋いでも、
どれだけボールを長い時間持っていたとしても、
勝てない。
サッカーとは、
「ゴールを奪う」スポーツだから。
本質にシンプルに向かってプレーをした分
5点目のようなゴールが生まれる。
第95回全国高校サッカー選手権大会決勝 前橋育英vs青森山田 ゴールシーン
余談ですが、
|前橋育英に足りなかったダイナミックさ
前橋育英のようなボールを大切にする繋いでいくサッカーは、
「技術(テクニック)」があるということが前提になります。
そこを磨いていくと欠けてくるものがあります。
それは「ダイナミックさ」です。
ボールが持てるようになると簡単に取られたくない意識が働き、
ゴールに「強引に向かう」アグレッシブさが欠けちゃうんです。
でも個人的には繋いでいくサッカーは好きなんですけどね~。
ボール無しでゲームを組み立てるよりは、
ボール有りでゲームを組み立てるほうが技術が前提になる分難しいので。
そんな話はまた今度しましょー。
とりあえず感じたことを書いていきました。
またまた!